記事のアーカイブ

最初の脱皮_2令幼虫

2018年07月09日 13:56
連日、暑さが続いていますが、幼虫の最初の脱皮がはじまりました。今期は、ほたるーとのメッシュカゴと、水盤の2パターンの飼育形態で、育成をしています。   ほたるーとの中で飼育している幼虫は、稚貝を直接捕食しています。夜になると動き回りますが、日中はメッシュカゴの角に集まっています、脱皮直前なので、幼虫の表面は、灰色に見えます。   水盤の中で飼育している幼虫には、活きたカワニナを捌いた肉辺を与えているので、成長も早く、一足早く脱皮を終えたようです。まだ、全体が白っぽいですが、模様が見えてきています。ただ、水盤は、水の汚れるのが早いので、注意が必要です。

ゲンジホタルの幼虫が孵化しました

2018年07月02日 11:44
ゲンジホタルの幼虫の孵化が始まりました。 生まれたばかりの幼虫は、1㎜ほどの大きさです。   卵は、最初は白っぽい黄色の玉のようですが、3週間ほど経過すると、殻の中に成長中の幼虫の背中の模様が透けて、水玉模様のように見えます。   さらに、成長が進むと、だんだん模様も濃くなってきます。   孵化直前になると、卵全体が黒っぽくなってきます。   概ね、1ヶ月ほど経つと、孵化します。      

オニヤンマの羽化

2018年06月25日 18:46
  オニヤンマが、羽化する様子です。 ヤゴは、普段は水底に潜っていますが、羽化が近くなると、水面に顔を出すようになります。 トンボは不完全変態なので、幼虫の形でそのまま大きくなり、最終形態として成虫に変態します。   オニヤンマの幼虫(ヤゴ)正面  大きな顎です。上あごは、左右に開きます。   オニヤンマの終齢幼虫(ヤゴ)背側  体の表面には、細かな毛が生えています。お尻の先から、ピューッと水を飛ばします。   オニヤンマの終齢幼虫(ヤゴ)腹側  上あごは左右に開きますが、下あごは、この三角部分がそのまま、カパッと腹側に開きます。

ホタルの産卵が始まりました 2018年6月

2018年06月06日 05:39
ホタルの産卵が始まりました。 クリーム色のツブツブが、卵です。 今期は産卵床に、活きたミズゴケを使っています。 適度に通気性と保水力が保持される、スグレモノです。   活きたミズゴケは繰り返し使えるので、予備の分は、ほたるーとの中で養生・育成しています。

オスとメスの光り方

2018年06月05日 00:17
今回は、オスとメスの光り方を、じっくり見比べてみました。   【メスの光り方】 最大光量の瞬間。目視で見ると、1枚の発行板が同じように光っているように見えますが よく見ると、左右の端の方に主たる光源があって、中心部は左右の反射で光っているようです。  ↓ メスが光り終わる時は、だんだん真ん中の方から暗くなっていきます。     【オスの光り方】 最大光量の瞬間。2枚の発行板が全体的に光っています。光量も強いです。   ↓ オスの光終わりは、全体がフェイドアウトしていくようです。

水を飲むホタル

2018年06月01日 11:34
今年もホタルの羽化が始まりました。 羽化したホタルの成虫は成虫はエサを食べません。成虫は、繁殖に特化していて、幼虫時代に蓄えたエネルギーを使って残りの生涯を過ごします。でも、成虫がエサを食べないのは、カゲロウのように、口が退化して無くなってしまったから…というわけではありません。ちゃんと口はあります。実際、水はよく飲みます。 では、ホタルは、水をどのようにして飲むのでしょうか? 成虫の口元にご注目!吸い取って飲んでいます。    ↓ 水を飲むホタル ⇒ youtu.be/yNqrTjhx8Q8      

「観光」は自然と共存してこそ成功できる

2018年04月02日 00:12
気になる記事を見つけました。観光地と化している、九州大の演習林の話です。 まず、最初の前提として、「観光」は、大事な産業です。だからこそ、自然と共存をしていかなければ、そのための方策を真剣に考えなければいけないと思います。でも、美しい環境を多くの方にみていただきたいと思いとは反対に、かえって環境が悪化していく結果になっていくという事例は、各地で増えているようです。特に、ホタルを保全している場所では、かなり以前から悩みのタネになっていると聞きます。   回顧録のようになってしまいますが、ちょうど今から30年ほど前の1990年代は、山を切り拓いて建てた、観光リゾートホテルやゴルフ場、スキ

2018年春 活動再開いたします!

2018年03月24日 23:53
大変、大変ごぶさたを致しておりました! 本日より、「ほたるーとでホタルがいっぱい」ブログの再開、 ならびに、この春より、ホタル関連の諸活動を再開いたします。 改めまして、よろしくお願いします!   皆様には、更新をしていない間も、訪問いただき、本当にありがとうございます。 心より感謝申し上げます。   今期からは、ホタルやカワニナを飼育するだけでなく、仮説を立てて、 科学的な検証をしていくことも、合わせて進めていきたいと考えています。   ホタルは、まさにシンボルのような存在ですから、 ホタルを活動のベースにおきな

羽化しました、2016年のホタル

2016年05月30日 23:33
今年も実験水路でホタルが羽化しました、オス・メス、1匹づつ、1ペアです。

今年の上陸が始まりました!

2016年04月01日 22:17
実験水路に放流した幼虫が、本日、上陸を始めました。 3月中~下旬にまとまった雨がなかなか降らず、いつ上がるかなと思っていたところですが、 今年も、ほぼ例年どうりのようです。
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