よくある質問(FAQ)
ホタルにはどんな種類がいますか?
日本には、水生のホタルと陸生のホタルが生息しています。
中でも水生のホタルには、ゲンジホタル、ヘイケホタル、クメジマホタル(沖縄県久米島だけに
生息する希少種。天然記念物)などがいますが、そのうち、ほたるーとで飼育が可能なのは、
ゲンジホタルとヘイケホタルです。


ほたるーとでは、どんな飼育ができますか?
ほたるーとでは、川に棲む水生生物の飼育ができます。特に、適しているのが、幼虫時代を水の中で
すごす、ゲンジホタル、ヘイケホタルの飼育です。これらの水生ホタルは、最も長い幼虫期を川の中で
過ごし、さなぎ、成虫、卵の期間を川辺の陸上で過ごします。ほたるーとの基本セットは、ホタルが
生息する、流れのある川の環境を、室内に再現することで、幼虫を安定して育成することができる
装置です。十分成長した幼虫は、ホタルが生息できる環境が整った川や、水路に放流することで
自然の状態でホタルを羽化させることができます。
ほたるーとの基本セットは、「川」の部分に特化したものですが、さらに、オプション品の上陸棚を
組み合わせることで、ホタルがさなぎになるための土のベットで上陸させることができます。
土の中でさなぎになった幼虫は、成虫となって羽化します。上陸棚では羽化の様子もその場で確認
することができます。継続して年間を通しての研究観察や理科教育教材、または特定の地域のホタル
を保全するための、累代育成のために使用することも可能で、ニーズに合わせて、ご選択いただけます。
【水生ホタルの生活史】


ホタルの餌はなんですか?
水に棲むホタルの餌は、淡水にすむ巻貝です。
餌を食べるのは、幼虫の時期だけです。この間にさなぎ~成虫になるためのエネルギーをすべて蓄積します。
成虫は水を飲む(なめる)程度で、餌は食べません。
幼虫が食べる淡水巻貝は、ホタルの種類によって違います。
流れのある川にだけ生息するゲンジホタルは、カワニナを食べます。
ヘイケホタルは、ゲンジホタルと同じ流水域生息域に棲むものと、沼地や湿地といった止水域にすむものが
いますが、流水域に棲むものはカワニナを、止水域に棲むものはタニシや、モノアラガイといった巻貝を
食べています。

- ゲンジホタルの餌 (カワニナ)

- ヘイケホタルの餌 (カワニナ・モノアラガイ・タニシ など)

ホタルやカワニナを育てるのはむずかしいですか?小学生の私にもできますか?
小学生でも、簡単に飼育ができます!これまで、ホタルの飼育は管理が非常に大変でしたが、ほたるーとは、ホタルが棲む川の様子を再現しているので、誰でも簡単に飼育ができるようになりました。すでに、多くの小学校で実際にほたるーとを使っての飼育が実施されています。ほたるーとは、小さなお子様から、ご年配の方までどなたでも飼育ができるよう、様々な工夫をしています。


飼育に適した水温は何℃ですか?クーラーやヒーターは必要ですか?
ホタルの幼虫やカワニナの年間の様子を見ると、夏場は27℃まで、冬場は0℃でも、表面に薄い氷が張るくらいで、水が凍りつかない程度であれば、温度が原因で直ちに死ぬことはありません、また、一時的に気温が30℃に達することがあっても、それが連続で続くようでなければ、死滅するという状態には至らないようです。夏場は気温が30℃を超える夏日でも、木陰の下など、地温が低い場所では、水温も同程度に保たれていることを見ると、周辺の気温が高くても、水温が適切な範囲に維持されていれば、問題なく生育が可能であることが確認されています。とはいえ、生体のダメージは計り知れないので、飼育をする際には、生体が生息する地域の状況を想の温度を鑑みると、概ね10℃~27℃までの範囲が生育に適した範囲であると考えられます
ほたるーとでの飼育では、お客様の環境や設置場所によって、適した水温管理ができるよう、バリエーションをいくつかご用意しています。

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ホタルの幼虫を捕まえて移動させるときは、ピンセットを使っていましたが、つぶしてしまいそうで怖いです。また、生まれたばかりの幼虫は、小さすぎてつかめません。何かいい方法はありますか?
大きくなった幼虫を他の水槽へ移す際や、放流のために水槽から取り出すときなどは、透明なガラスピペットを使うことをお勧めします。割り箸やピンセットなどでつまむと、体を傷つけてしまうことがあるので、よっぽど、幼虫の扱いに熟達した方以外は、力加減が難しいと思います。
生まれたばかりの初期令用には、市販の「駒込ピペット」が、生まれた直後の幼虫の数を確認したり、移動させる際に便利です。幼虫はすぐに集まって団子状態になりますが、シュッと水流をかけてやると、数えやすくなります。また、飼育槽内に溜まった、カワニナのフンやゴミを取り除く際も便利です。
2-3か月ほどすると、幼虫はかなり大きくなり、駒込ピペットでは吸い込めなくなってくるものがでてきます。そこからは、オリジナルピペットの出番です。駒込ピペットの半分くらいの流さんに調整してあるので、浅い飼育槽の中での取り回しに便利です。体長5mm~2cmまででの幼虫を扱ったり、ごみ取りにも使える中口サイズは、1本あれば大変重宝します。さらに、終盤になってくると巨大な3cmに達する幼虫も出現したり、幼虫同士集まって団子になっていると、大きいものでは、水流をかけても解けないことがあります。その時には、太口サイズで一気に吸い込んでしまえば、大きな幼虫でも傷つけることなく、動かすことができます。
ほたる工学研究所の、お勧めオリジナル開発商品です。
オリジナルピペット(特注品)
左: 中口サイズ(5mm口幅) 右: 太口サイズ(1cm口幅) / シリコンゴム